虫歯について

虫歯治療とは?

チェックあなたの歯は脈をうち、呼吸をして生きています。それは歯の神経と血管が脳と心臓につづいているからです。
歯が虫歯などの病気になった時は、その生命をおびやかさないように早めに手当てをしてやり、再び働けるように元通りの形態と機能を与えてやらなければなりません。
虫歯は歯が虫歯菌に感染したことによっておこる感染症です。

感染してしまった部分は完全に取り除かなければなりません。もし虫歯菌による感染が歯の神経まで到達していれば神経の治療も併せて必要となります。歯の神経を殺すことは歯の生命を断つことであり、治療の道理にはずれたことです。
歯が痛む前に治療を受けることが重要です。また神経が生きている歯に虫歯治療を行うと、治療後1~2週間は冷たい物がしみることがあります。

この症状は、虫歯が歯の神経の近くまで進行していた場合や仮詰めよりも最終的な詰め物の方が材質的に熱の通りがよい場合、さらには詰め物の咬み合わせが合ってない場合などにより顕著に認められます。
これは歯の神経への物理的な刺激がうまく遮断されていない場合に起こりますが、治療後も継続して歯の神経が生きている証拠となるため、ある意味で正常な反応であるとも言えます。
時間が経ち神経への刺激がうまく遮断されるようになると冷たい物もしみなくなります。
我慢できない痛みの時は鎮痛剤を服用下さい。
それでも引かないような強い痛みであれば、神経に炎症が起こっている可能性があるので神経を取り除く治療が必要です。


詰め物(修復物またはインレー)による治療

虫歯の治療方法は虫歯の大きさや、虫歯のできた場所で変わります。
歯の咬む面の溝にできた虫歯や歯と歯の間にできた虫歯を治療することを、専門的な言葉で修復治療または充填治療と言います。いわゆる詰め物の治療のことで、虫歯があまり進行していない比較的虫歯が小さい場合に行います。


詰め物(修復物またはインレー)にはどんな種類があるの?

詰め物の種類は、治療に使用する材料によって異なります。

保険治療にはプラスチック(コンポジットレジン)と金銀パラジウム合金(いわゆる銀歯)の二種類があります。

保険外治療にはポリセラミック(ハイブリッド)、セラミック(陶材)、ゴールド(金歯)などが選べます。

虫歯治療は保険を使って治療を行った方が治療費が安く済みます。

ではなぜ虫歯治療には保険適用外の治療方法が存在するのでしょうか?

また保険では充分な虫歯治療は出来ないのでしょうか?

インレー実は、虫歯治療を保険治療で行う場合、限られた材料と費用のなかで治療を行わなければならず、そこそこの治療結果しか得られません。
そのために虫歯の再発率が70%と非常に高くなっています。

保険と保険外の決定的な違いは治療の精度耐久性です。かと言って、いくら良い材料を使っても万能ではありません。
もちろん天然の歯が一番いいことに変わりはありません。

治療後は歯磨きなどでお口のケアーをしっかり行い、虫歯に再び罹らないよう予防を心がけてください。万が一虫歯が再発してしまった場合は、虫歯が小さいうちに早めに治療を受けられることをお勧めします。

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被せ物(クラウン) による治療

被せ物(クラウン)とは、虫歯によって失われた歯の部分を正常な形や大きさに修復するために歯に被せる物です。その目的は歯の形態を回復咀嚼機能を改善するためです。

詰め物ではなく被せ物にするには多くの理由があります。

 歯に対してすでに大きな詰め物が入っており、将来的に残っている歯が破折するのを防ぐため

 弱い歯の破折を防ぐため(歯の強度的な問題)

 破折した歯の修復のため(歯の強度的な問題)

 ブリッジをつなげるため(ダミーの歯を連結する)

 形の悪い歯や変色している歯に被せるため(見た目の問題)

 インプラントに被せるため(インプラント義歯)

残っている歯の状況によっては、詰め物よりも被せ物の方が歯を削る量は多くなりますが、被せ物の方が歯の強度が強くなるため、結果的に歯を長持ちさせることになります。

被せ物(クラウン)にはどんな種類があるの?

クラウン被せ物の種類を選ぶときは、見た目機能性の両方をよく考えなければなりません。
治療する予定の歯の場所、歯ぐきの位置、笑った時の歯の見え方、歯の色や色彩、咀嚼性などを考慮する必要があります。
被せ物には金合金、貴金属合金、陶材、アクリルやコンポジットのレジンあるいは、それらの材料を組み合わせたものなど多くの材料が使われています。

保険治療では硬質レジンジャケット冠(前歯と場合によっては小臼歯も)、硬質レジン前装冠(前歯のみ適応)や奥歯の治療に使用される金銀パラジウム(いわゆる銀歯)などがあります。

保険外治療ではポリセラミック冠(陶材とレジンのハイブリッド)やオールセラミック冠(陶材のみ)陶材焼付鋳造冠(陶材と金属の裏打ち)さらにはジルコニアクラウン(陶材とジルコニアの裏打ち)ゴールド(いわゆる金歯)などが選べます。それぞれ長所・短所があるので担当医に確認してください。

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被せ物ができるまで

  1. 虫歯の部分を除去する(痛みがあれば麻酔をしてから)
  2. 虫歯で失われた歯の部分を補強するために土台を作る
  3. 土台の形を整えた後、歯型をとる(印象・型どり)
  4. 反対側の歯型をとる咬み合わせを記録する
  5. 歯型模型で被せ物を作製する(作製に1週間ほどかかります)
  6. 完成した被せ物をお口に装着し調整するセメント(接着剤)で固定する
  7. 最終的な咬み合わせのチェックをする

被せ物(クラウン)はどうやってお手入れすればいいの?

被せ物(クラウン)の歯も、天然の歯と同じように1日3回の食後のブラッシングフロス、必要に応じて歯間ブラシによる歯と歯の間のクリーニングを行ってください。
歯や歯ぐきの境目に歯垢(プラーク)が蓄積すると歯周病や虫歯の再発の原因となります。
また被せ物が傷ついたり、歯が破折したりしないように極端に固い食べ物や氷などを噛むことはできるだけ避けて下さい。

虫歯の治療が終わったら…

虫歯治療は、あなたのお口の健康を維持していくために必要です。しかし、以前のあなたの白くて硬い大切な歯は、一度削ってしまうともう二度と戻りません。
残念ながら現在の虫歯の治療は、虫歯の部位を削り取り、人工の材料で修復しているに過ぎません。虫歯の治療が完了したからといって、決して安心出来ないことを、私達は何度も経験してきました。そのような再発のリスク(危険)を残した状態では、また同じことの繰り返しになる危険性があります。治療したところは定期的にチェックしておくことをお勧めします。

歯の健康(虫歯編)

歯のイメージ一度、歯の健康についてよく考えてみてください。
誰でも歯の治療は嫌なものです。出来れば二度と歯をガリガリと削られたり、歯を抜かれたりしたくはありません。歯の健康を維持するためには、あなた自身が「なぜ虫歯になったのか?」を知っておく必要があります。実はどんな歯磨き粉を使っても、どんな歯ブラシを使っても、また何度歯を磨いても、虫歯は予防できません。
したがってあなたが歯を磨いているのに、虫歯になってしまったとしても、気を悪くしないでください。全てがあなたの責任ではないのですから。歯をあまり管理していないにも関わらず、虫歯にならない人がいるかと思えば、一生懸命に管理していても虫歯になる人もいます。
また、甘い食べ物を一生懸命に制限しても虫歯になる人もいれば、食事を全く制限しなくても、問題の起こらない人もいます。それだけ虫歯予防は簡単ではありません。
では本当に虫歯を予防する方法はないのでしょうか?

虫歯予防のプログラムとは?

予防虫歯予防のプログラムが、その「鍵」です。
「なぜ虫歯ができるのか?」という研究の目覚ましい進歩により、皆様に提供出来る最新の診断のシステムがあります。

虫歯は、ミュータンス菌やラクトバチルス菌という口の中の細菌が原因で出来ます。
歯の表面に付いたこれらの細菌の塊をプラークと言います。プラークは砂糖を分解し、歯を溶かす酸を作ります。この酸により溶かされてしまったものが虫歯になるのです。人の身体は、この酸に対する抵抗力をもっています。
唾液の質や量(唾液緩衝能)歯のエナメル質(バリア)がそうです。

歯が酸にさらされる回数が多かったり、時間が長かったりすると、酸との戦いに敗れ虫歯が出来てしまいます。つまり、虫歯はさまざまな悪条件が重なったときにできます。しかもその条件には個人差があり、虫歯に対する抵抗力もそれぞれ違います。この点を抜きにして、誰でも同じように歯を磨きましょうという虫歯の予防方法では、あまリ効果がありません。
私達の虫歯予防のプログラムは、あなたの虫歯にかかる危険度(リスク)を評価し、それに合わせておこないます。

虫歯にかかる危険度(リスク)は人によって違う?

虫歯にかかる危険度(リスク)は同じ人でも生活習慣の変化やライフステージにより変化します。
実は同じ人でも非常に虫歯になりやすい時期(リスクが高い)や、安定している時期(リスクが低い)があります。現在の自分の危険度(リスク)が正しく評価できれば、潜伏期(虫歯になる直前)の段階で虫歯を予防することが出来ます。
また、今までは考えられなかったことですが、虫歯の初期の段階では、歯をガリガリと削らなくても薬(フッ素塗布)を使って治療することも可能です。

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